せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

昔の刷り込み

忍風カムイ外伝 Vol.1
 原作を読んでいないので、私の「カムイ外伝」体験はアニメ版だけです。中学生くらいだったかに再放送で見ました。あの絵柄と雰囲気は子ども向きではない感じなんで、見るべきときに見たかなーと。本気で子どもだったときに見たら怖かったんじゃないかと。中学で見てもカムイはお兄さんに見えましたから。いちおーロボアニメの主役達も16〜18才という設定でしたが、同じくらいの年頃? のはずのカムイの方が大人っぽく見えたのは原作がああいうものだからでしょうか。私より年が上のアニメ好きのお姉さま方には、短い丈の着物から伸びる足が色っぽいと評判だったカムイ。足がつるつるだったけどいくつだったんだろう。<マンガやアニメでリアル追及してもね…。
 しかし、いくら印象が大人っぽいからといって、声が中田浩二さんだったのはちょっと大人過ぎでした。私の中で中田さんはかなり大人の男声の刷り込みができていたので(例:初代「エースをねらえ!」の宗方コーチ)、あの声で「おいら」と言われても違和感ばりばり。高めの声で演じてらっしゃいましたが、なにしろ「おいら」がどうにもこうにも。(って感じたのは私だけ?)

 そんな「カムイ外伝」がこれまた実写映画化。邦画はどこへ行ってしまうんだろう…と心配になる今日この頃です。いやまー、うまくおもしろく作っていただけるなら多少チープでも全然いいと私は思ってるんですが。「カムイ」なんかはもともと実写っぽいというか、重々系の話だし、時代劇テイストでちゃんと作るには向いてるとは思いますが。
 正否はできたもの次第ではありますが、そのカムイ役が松山ケンイチと聞いて「この人ホントに何でもやる人だなー」と驚きました。ぱっと見た目はふつーのおにーちゃんなのにふられる役のタイプが広すぎて、その辺がびっくりです。キャスティングする人にいろいろやらせてみたい気分にさせる役者さんなんでしょうか。
 しかし、子どものころの刷り込みが中田声で「おいら」で色っぽいお兄ちゃんのキャラ。松山さんがいい役者だとしても、この刷り込みとの間の溝を個人的にどうやって埋めたもんだかって気にはなるんですよねえ。
 いずな落とし、やるのかな。実写で。