せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

二週続けて暴飲暴食

 足の限界まで武部さんの絵を堪能しまくってから、また荷物を抱えて新宿まで引き返します。夕方になってきたおかげか、さすがにコインロッカーにも空きが出始め、すかさず一ヶ所を確保。朝からつき合い続けたぱんぱんに膨れたでかトートともしばしのお別れです。う。うれしい。
 しかし。いつの間にかドーナツ・プラントの店増えたな。一個200円越えのドーナツがそんなに売れるのか。さすが東京、バイトの時給がうなぎ登りの街。
 新宿では某さんや某さんや某さんと待ちあわせ、夕食をご一緒に。知りあったきっかけはいわゆるヲタなものなのですが、何度かお会いしているせいか、最近の話題はどっちかというとふつーのお勤めの女性の食事会みたいな内容で、萌え話とかは特に出ません。と本人達は思っているけど、外から聞いたら案外ヲタくさいのだろうか。
 お店は某さんのセレクトで柿安ダイニングのバイキングだったんですが、お手ごろ価格でメニューも多く、二時間丸々いてデザートまでしっかりいただきました。柿安、福岡ではデパ地下に入ってて、わりと味の方向性が好きな店だったのでうれしかったです。
 時間限定のメニューというのがちょくちょく出てて、帰るちょっと前に出たぱちっと立派なエビ天を食べそこなったのが心残りですが。のど元まで物が詰まってて、これ以上はもうムリって胃袋で。<いい加減にしとけ。
 てゆーか、午後まったく水分を取らなかったのが仇になって、お茶やジュースばかりごきゅごきゅ飲んで、水腹化していた気がするんです…。
 食後は腹ごなしも兼ねて、みんなで雑貨店などをぶらぶらと眺めて歩きました。本気で買うときは一人で物色するほうが効率がいいのですが、あてもなく見るだけモードの時は、人とあーだこーだ言いながら歩き回るのも楽しいです。そして、なぜか癒し系の香りグッズに惹きつけられていくわたくし。どうしたんだ、何をそんなに疲れている。毎日定時で上がっておいて、癒しの香りに包まれてゆったり寝たい、なんてだらけたことを言ってる場合じゃないだろう。

 ひとしきり散策を楽しんだ後、皆さまとはお別れ。今日泊めてもらう妹宅へ移動です。私ども三姉妹は業の深いヲタ血筋で、さいわい配偶者もこの呪いには寛容なので、みな素性を隠すことなくおおらかに生きております。おかげさまで妹のなんとなく録画コレクションの中から、のぞき見してみたかったけど福岡ではやってない「さよなら絶望先生」を見せてもらい、最近話題の現実の事件絡みで急遽放送中止になった某アニメもやじ馬的に観賞させてもらいました。
 「絶望先生」は原作を読んでないので元ネタと比べてどう、というのがわからないんですが、こういう小ネタっぽい話をよくまとめてあるなーとは思いました。画面の作りもきれいだし。でも、これは続けて見たーいってほどの気持ちにはなれず。話題の最終回は、本当に急遽放送を取りやめたのだということがよくわかる。差し替えの別番組もなく、放送休止のテロップが乗ったのどかなヨーロッパの風景が延々30分映ってる。まるで深夜、放送のない時間帯のNHKのようだ。いったいどんな内容だったのか? と好奇心が湧いたので、その前の回を見せてもらいましたが、これはひでー。作画がとか、演出が、というのではなく、この主人公(男)の行動が逐一「それはお前が悪いだろー」「ちゅーか、反省すれ」と突っ込みまくりたくなるひどさなのです。なるほど、これでは次の回にどんな惨劇が巻き起こっても不思議ではない、修羅場まっしぐらな展開です。
 しかし、これってギャルゲが原作なわけですが、自分視点になる主人公がこんなにヘタれで自分勝手で優柔不断で責任感ゼロで(一話見ただけでここまでの暴言)、やってていらいらしてこないんでしょうか? いくら自分がろくな人間ではないとしても、身代わりがここまでダメ人間だと気持ちが凹んできてしまいそうですよ…。
 他にもCSでやっている最近アニメをざっくりざくっと眺めて、ああ、わし、本当にアニメの最前線から脱落しちゃったんだなあ…と思いました。何見ても「へー、これ、おもしろそー」という心の動きが出てこない。みなさん、元気でやってはりますなあ、くらいの低体温で遠い場所を眺めてる感じ。こうなったら本格的に過去の気持ちよく見られたロボアニメでも取り出して昔を懐かしむ隠居生活に入るしかないかも。
 もっとも妹曰く、「昔アニメも思い出で美しくブロウアップされてたりするんだよね。CSでン十年ぶりに見直して、『こんなにぐだぐだな話だったっけ?』『キャラ造形がぶれまくってたっけ?』とがっくりしたことがけっこうあるよ」とのこと。思い出は美しいままそっとしておくべきかしら…。