せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

10年ぶりでもなんとかなる。

 久しぶりに正社員時代の先輩からメールがあり、なんだろうと開けてみたら「同窓会をしようと言う話が出てるけどどうですか?」とのこと。
 何分前のギョーカイがソフト屋なので離職率高。いったい何人くらいが某社に残っているのかしら。みんな、今どんな業種の仕事をしているのかしら。という好奇心もあったので、参加してみることに。声かけられたメンバーが、また過酷な仕事の多い部署だったこともあり、在籍中は何かと結束してしんどさを乗り切っていたという記憶があったし。
 とはいえ、正社員やっていたのはもう十年前。その間会ってない人ばっかりだし、この十年が外見がめっちゃ変わるお年頃だったりするので、私は識別してもらえるのか、出席者が誰かわかるのか、という不安もあったり。
 したけど、意外とわかるもんだということがわかりました。男性はよくある、年相応の恰幅が出た方が多かったけど、私も明らかにおばさんになってるからお互い様。仕事も、某社にまだ在籍中の人が半分くらいいて、みんなまだがんばってるんだなあ…と思いました。あれから日本はどんどん不況になり、リストラはあるし新人は採用されないしで、現場は人手が不足してたいへんだったはずなのです。ここ数年、ようやく新卒の採用を再開したそうなんですが、ナマイキなことに大卒で情報処理の資格取ってないといけないらしい。昔業界が伸び盛りというか、大型の開発案件で現場が常に死に放題だった頃はハードルも低めでがんがん人を取ってる印象があったのに、今やずいぶん狭き門になったんですねえ。新卒の採用が増えたといっても、現実はこんなもんかもしれません。
 他の業界に移った人たちも年齢的には中間管理職的なポジションの人も出てきて、みなさんたいへんそう。体力の不安から正社員を脱落した私は、雇用は不安定だけどみんなより健康は守れてそうです。どの業界もこの年代になってくると会社から無理を強いられやすいので、ほんと健康にだけは気をつけていただきたいです。
 会の主催が、私が身体壊す原因を作った当時の部長だと後で知って「えええー」という気分でしたが、行ってよかったかも。というか、当の本人は自分のしでかしたことが全然わかってない、悪気はない人なんですよね。どうしてこういう人が管理職になるんだか、そうでなかったら心密かなしこりなんかも残らずに済んだのになと思ったりしました。