せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

このリメイクに愛はあるのか

 先日からちらちらネットでうわさを聞いてはいたのだが、そのはっきりした正体を某Kさんから教えてもらった。
 来週の週刊少年マガジンに、「サイボーグ009」のリメイク作が掲載されるそうな。(今週・次回分は公式サイトでカットくらいは見られる)
 へー。
 ものすごく低体温に「へー」。
 マガジンと言えば10年ぶりくらいに「MMR〜『人類最後の日』の真実を暴け!!」が載ったことの方が注目だと思ってた。ネットでも局所的に話題になってて、カフェオレ・ライターでも取り上げていたし。…私は断片的に眺めるように読んだことしかないけど。<をい。
 「MMR」の話はさておいて。しかしまた、なんで突然009のリメイクなんだ。…これも「MMR」と同じ50周年企画なのか。マガジンのかつての二大看板作の「巨人の星」はすでに「新約『巨人の星』花形」なんて謎な姿にリメイクされておるし、「あしたのジョー」をリメイクする勇気はおそらく現役のマンガ家では誰にもないだろうし(いるとしたら「あしたのジョー」を読んだことも作品的評価も知らない人だろう)、かつての連載作でリメイクするのに無難なセレクトではあるとは思うけど。ああ、「愛と誠」という選択もあったんじゃないか?>マガジン。
 リメイクを担当する星野泰視さんってマンガ家、阿佐田哲也の原案? の「哲也」を描いていた人なのか。…じ。地味な絵柄だな。ちゅーか、今まで手がけてきた作品とはだいぶ傾向が違うみたいだけど>009。新境地開拓? でも、マガジンのマンガと聞くと、それがインドアな題材を扱ったものでも暑く泥臭くおとこくさーな世界に活劇! してしまうという勝手な印象があるから、今のマガジンワールドと石ノ森章太郎は傾向が違う感じがするんだよなあ。サンデーの方が多少はしっくりくるような。
 などとのんきに考えてしまう私は、こないだ聞いた「なかよし」での「リボンの騎士」リメイクほど「えええぇええー?」感がないのでした。虫プロのアニメ版くらいしかメディア展開作を知らず、手塚カラーから遠いものに触れた記憶がない「リボンの騎士」と違って、「009」は原作とはかなりテイストが違うアニメとかで免疫できてるからかしら。超銀の衝撃を越えたら、なんか怖いものがなくなったというか。ここまで雰囲気が違うとリメイクっちゅーより原案じゃないの? って割り切ってみられるというか。来週はひじょーに遠いココロで、出てくるモノを拝見させていただく所存で。
 でも、基本的にはリメイクをする作家には対象作に対する愛が欲しいよね。仕事で引き受けましたってんじゃなく。

 ネタの宝庫マンガ「MMR」では、ノストラダムスの大予言での規定日に変わる新しい地球の滅亡日が2012年12月22日になってます。そう言えば、009の完結編では、物語のほんとの時間は2012年とかって話が出ていたなあ。これはなにげなリンク?<そんなわきゃない。