せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

これこれ、この世界!

ガンパレード・マーチ山口防衛戦 (電撃文庫 J 17-15)
 九州奪還の二巻めが出たというので、心置きなくストックしていた「ガンパレード・マーチ 山口防衛戦」に手を出す。「これが最後かー」と思うと出し惜しみしてしまうのである。そのくらい、なんというか、ガンパレのノヴェライズは性に合っている。あのひりひりした戦場を駆ける5121の連中の活躍に、しんどく息詰る思いをしながらももりもり読むのをやめられなくなってしまう。これはだらけきった自分の生活に対する無意識の引け目のせいかしらん。
 山口防衛戦はガンオケのノヴェラのあとに書かれているんで、ガンオケのキャラがカメオ出演しているのも楽しい。青の章の石塚さんは新型機の移動要員に、広島でさりげにワルをシめ上げている緑の章の源と金城と火焔、そして今回裏の幻獣共生派との戦いを一手に担っている白の章の岩崎君。むしろ岩崎、一人で活躍し過ぎ!(笑)こういうのを読むと、ガンオケのゲームシステムの難がつくづく惜しまれる…。もっとハードル下げてくれたらなー。<単にあんたがリアルタイム戦闘戦闘が苦手なだけでは?<しかしー。緑はすんごい難易度高いってハナシですよっ。
 茜くんがそろそろ本当に隠れた「天才」の片鱗を見せ始めたようで、その辺も見所か。今のままだとただの大口叩いてる生意気なお子様、ですもんね。
 あと、速水が。ただ舞の後を歩き、舞の生のために盾になる、と言いながら、それだけでは済まない才覚をぼちぼち表しているようで、「青」への道を確実に進んでるのだなと。その足下にあるのは屍の山ですけども。
 山口、苦難に続く苦難ですが、九州奪還が待ってるからには5121は最後には勝つはず。という安心感をあてにして、二巻めに突入中です。くー、読むのが楽しいっ。