せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

「RD 潜脳調査室」を見てみる

 当地では先週から新番組だったんで、なんとなく。
 うわーっ、主役の声優が森功至さんだっ! びっくり。肉体年齢80才の主人公だから落ち着いた声のベテランがキャストされたんでしょうね。しかし、よもや再び森さんの声をアニメで聞けようとはって感じ。
 で。問題の内容の方だけど。
 地味。地味だ、地味すぎる。少なくとも一話で引き込まれちゃって思わず二話までいきましたって作りじゃない。プロダクションI.Gの新作だしー、原案協力士郎正宗系だしー、という引きがなかったら、たぶん二話めは見てません。<ひど。せいぜい、肉体年齢80才がこれからどんな活躍を? というおおざっぱな興味くらいしか引っ張りどころがないような。
 女性キャラのデザインもなんか変じゃないですか。腰から太ももがいくらなんでも太すぎです。自分を振り返ってみるにあまりスレンダーなキャラだらけなのはつらいけど、だからといって太ももフェチにピンポイントにアピールしすぎみたいなキャラデザインもどうかと。健康優良女学生のはち切れんばかりの魅力をお届けしたいのでしょうか。それにしたって、あざとすぎるくらいぱんちらが多いです。あれでは、心はまだ20代のはずの波留さんが困るんじゃないでしょうか。
 世界観の説明も足りない感じ。謎を小出しにするためだとしても、波留が事故に巻き込まれてからの時間の経過とその間の世界の変容をもう少しなんらかの形で見せてくれないと(もしくは時間だけはものすごく経ったということくらいは時計の表示以外で示してくれないと)、ちょっと目を離して時計見そびれたら何が起きたのか、突然出てきたこのおじいさんは何者なのか、久島さんの姿が若いままなだけにさっぱりわかりません。波留が長い時間を眠り続ける原因になった海が燃える現象も、本筋との絡め方がよくないのか、「見たい」気持ちを牽引する一因になりきれてません。(私の場合)
 なんか、全体に見る人に不親切じゃないかなあ。電脳ダイブを潜水のイメージで描くのもものすごい斬新ってわけじゃないし。
 この辺はずっとプロダクションI.Gの電脳ものを見てきた人と、私みたいに攻殻の映画を見た程度の人にはなじみ方に差があるのかもしれない。見慣れてる人は、あまり細かく描写するとくどく感じるのかもしれん。でもそういう作りにしたら、一見さんお断りになってしまうじゃんと思ったり。
 とりあえず公式サイトで製作済みの話数のあらすじをチェックしたところ、そこそこ興味を持ったので忘れなければ見ていく所存で。

 OPとEDがあまりにも投げやりです…。本編とのつながりがあんまり感じられないしなあ。1クールで入れ替えとかされるんでしょうか。てゆーか、この番組全何話?