せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

何度見たら気が済むねん

王立宇宙軍 オネアミスの翼(Blu-ray Disc)
 NHKにはあきらかに「ヲ」因子を含む社員がいる模様なんですが、おかげさまでBShiでまたもや「王立宇宙軍」が見られました。やはりデジタルハイビジョンで見ると違います。<家にメディアがあるのに、TVであると毎回見る。こういう画面情報量の多い作品こそ、ハイビジョンで見る価値あり。
 てゆーか、相方なんか何度リピートしてるかわかりません…。どんだけ「王立」好きなんだ、こいつ。
 かつて「王立」を初めて見たとき、「この感覚ってワカモノ共通だよな」と思ったものでした。なりたいものはぼんやりある。でも、なれない自分の実力という現実がある。今の自分にてきとーな落としどころは見つけてる。食べていける安定した職には就けてる。でも、なんとなく不完全燃焼な自分…。そんな感覚。
 でも、今見直すと、これは一億総中流と言われてた時代のセイシュンの話だよなと思ったり。今は彼らですら恵まれてると感じる人たちがいるのかも。青春の感覚は普遍かと思ったけどそうでもないか。時代に引きずられるものなんだなと改めて確認。
 あと、最初は女の子の気を引こうとして宇宙飛行士に志願したシロツグが、だんだん本気で宇宙にのめり込んでいって、たぶん最終的には宇宙と女の子のことは完全に別物になってるあたりも「男ってそーよねー」みたいな微苦笑を覚えます。リイクニがああいう子だから、ってのもあるでしょうが、宇宙を目指すプロジェクトにだんだん前のめりになっていくシロツグが男前度をあげていくのが、女性から見るとなんとも皮肉。こういう男子像も今は古めかしくなってるのかな。だとしたら、おばさん的にはちょっと残念。
 ロケット打ち上げの馬鹿みたいに細かい画面をしみじみと堪能しました。宇宙と聞けば、男子は無条件にあこがれを抱くもの。私のそんな感覚もとっくの昔にズレたものになってるんでしょう。悲しいなーと思うけど、今ドキ男子と恋愛しなきゃいけないわけじゃないから、まっいーか。<そんなんでいいのかっ。宇宙に興味ない若者ばっかになったら、恋愛以前にいろいろマズいことがあるんじゃないのかっ。