せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

地球は広いよ

 二ヶ月ほど前だったか、見て大コーフンした番組があった。
 残念ながらNHKBShiだったので、誰にでも「見て見て見てー」とは言えなかったのだけど。
 それが「大都会の海に幻の深海サメを追う −東京湾海底谷−」という二時間番組。あの東京湾の深海には巨大な谷があって、そこには大都会の海の沖とは思えないほどめずらしいたくさんの生き物が生きている。まるで熱帯の海みたいな色鮮やかな魚だったり、不思議な姿をしたエビだったり。中でもごブリンシャークというサメはなかなか目にすることのできない幻のサメと呼ばれているもので、番組では東京湾海底谷でのゴブリンシャークの調査を主に紹介していた。
 とにかく、あの、東京湾に、こんな巨大な大峡谷が存在していようとは! ですよ。ニュースや天気予報や、様々な映像メディアで飽きるほど見慣れているあそこに、見知らぬ、というか、世界でもそんなには存在しない変わった環境があって、なんとなくどよーんとしているという印象があった東京湾とは全然違う光景が広がってる。
 今さら特にどんな見るものが? って思ってた、感覚的に身近な場所が、想像を大きく超えた景色を見せてくれるってなんてスペクタクル!
 ああ、地球って広いな、衛星写真とかでどこでも映っちゃって、高速の乗り物ががんがん世界を繋ぐようになって、傲慢にも未踏の場所なんかない、地球なんてちっぽけな星だよ、なんて思いがちだけど、そんなことは全然ない。GoogleEarthで何でも見られちゃうような気になってたらいけないんだ、とつくづく思いました。
 まあ、単に私が東京湾に無知すぎるだけかもしれませんが。

 その、私が子どものようにコーフンした番組が地上波でも放送されます。8/31(日)の「幻のサメを探せ-秘境 −東京海底谷−」がそれ。残念ながら地上波のお約束でBS版より大幅短縮の45分になるから、↑の私の舞い上がりっぷりが「バカじゃないの?」って思われるような番組になってるかもしれないけど。(ポアンカレ予想の番組が大幅にわかりにくく、まるっきり印象の違う番組になっていたように)
 サメの歯だらけの巨大な口がドアップで見られますので、夏休み最後の日にいかがですか?
 と、NHKの回し者は言ってみる(笑)。