せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

一応「旅行」だから

 武道館のグッズ行列に恐れをなし、とっとと浅草橋のビーズショップに目的地を変更したわたくし。特に「これを作ろう!」という目的があって行くわけではないので、毎回目移りして困ります。ああ、浅草橋が福岡にあったらいいのに! 一年に一度来れるか来れないかだから、ついがっついてしまいます。ビーズは小さいから多少オトナ買いしても荷物にならないし、家にストックするにも場所取らないし。<と言い訳して、どんだけ寝せてるんだ。
 今回はおかんから紫のネックレスを所望されているので、それに使う天然石と季節もののチャームをいくつか仕入れてみたり。ネットショップで充実しているとこはけっこうあるけど、やはり実際に色を見て買えるのはすごくありがたい。写真で見たのでは、どうしても色合いの微妙な違いがわからなかったりするので。
 長居をするとサイフがたいへんなことになるし、何よりマックグリドル以来何も食べてないんで、適当なところで浅草橋を引き上げて日本橋へ移動。浅草橋から九段下への移動経路を調べているうちに日本橋高島屋に「糖朝」が入ってるのを思い出し、昼食というかブランチというかを中華粥にしようと決めまして。香港ではハーフファストフードみたいな扱いの「糖朝」が日本で「はあ?」な値づけになってるのは、正直どーかなーな気分ですが、福岡ではなかなか真っ当な中華粥は食べられないし、「糖朝」ならデザートも頼めるしというので決心。
 以前、原宿店ができたばかりのころはもんのすごい行列で、それ見ただけで行く気なしになった過去があるけど、さすがに平日の夕方でしかも日本橋という立地では集客が弱まるらしく、店内はがらがら。食事メニューもあるにはあるけど夕食! ってほどのボリュームはないから、やっぱり昼が勝負の店だよな。サイト見て覚悟はできてたけど、いざメニュー眺めると異様に高いなあ…。東京の地代を考えて、さらにかなりでかいことも考慮したとしても、やっぱマンゴープリン一つ750円はすごいなあと思う。地方価格なら生果物てんこもりのかなりゴージャスなパフェが来るよ。お粥も概ね「粥」だと思うとちょっと引く価格だし。
 と、今さら言っても仕方ないことはさておいて、とりあえず五目粥とマンゴープリンを注文。お粥といってもかなり大きな器にたっぷり来るので、育ち盛り伸び盛りの慢性空腹世代でなければ十分な量です。ただ、あの中華粥の濃いダシで炊いた味を想像してるとかなり日本ナイズされたあっさり味になってて肩すかし。せっかく「糖朝」で食べるお粥なのにー。こんな日本風の味になってんじゃ、ここで食べる意味ないじゃーん。と私は思う。マンゴープリンもなんとなくあっさり味のような…。<どんだけこってりしたものが食べたいんだ? しかし、マズいわけではなく(それは当たり前)、単に趣味の問題でしょう。と強引に自分を納得させる。
 これからライブ中は立ちっぱなしやもしれぬと思い、食べ終わってもしばらくはたれーんと持ってきた「老ヴォールの惑星」を読んでゆったり過ごし、五時半頃に「糖朝」を出ました。ビルから出がてら日本橋高島屋を眺めてみましたが、なんちゅーかめっちゃ懐かしい「デパート」な雰囲気の店内。天井低くて、衣類の展示の仕方が独特で、ちょっとスーパーっぽいよななんて思いつつ並んでる服の値段を見たらどれもこれもスーパーじゃあり得ない高額品だったり。Nゲージ? な電車模型とか、ちょい古めかしくてマニアックなカメラのコーナーがあったりで、タイムトリップな気分でした。時間あったらもう少し見て回りたい感じ。

 で、九段下に着いたら、いろんな年代というか雰囲気の人が武道館目指して黙々と歩いてましたよ。いやー、この人たちがみんなアニメなコンサートに行くのかーと思うと、自分もその一人だというのになんか「すげー」って気分になりますね。