すごい月だな
犬というのは不思議な生き物で、換毛するしかない毛皮一丁、真夏は暑いし真冬は寒いしで外はけして快適ではないはずなのに、「散歩」の一言を聞くとうきうきテンション上がりまくりでこの週末みたいな冷え込みでもお尻をぷりぷり振りながら歩いていきます。わしら人間は「夏バテー」(<これはわし)「冷え性ー」(<これは相方)と泣き言言いまくりながら、その後をついていくことに。
そんなわけで、今日もやつの散歩に出発。すると、連休はだるまマーク三連発の天気予報だったにも関わらず、空はぽかーんと晴れていて、まんまるに近い月がぎらぎらって言っていいくらい輝いていて、そこを雲の固まりが現れてはよぎっていくのでした。
すげー。ほんとにほんとにすげー。
なんて空間が立体。恐ろしいほど空に奥行き。あまりの明るさに、月のポジションがよくわからん。でも確実に、宇宙まで続く空間の途中に雲があって月がある。そんな感じ。
なんでだか、泣きそうになる。「宇宙」ってものが実感できる、とんでもない空間に放り出されたみたいで。ただの、いつも散歩で立ち寄る公園なんだけど。
などと、思わずポエム脳になってしまうくらい、澄み切った冬の夜空でございました。
宇宙に行かなくても、地球が宇宙に浮かぶ星なんだとしみじみしてしまう瞬間ってあるもんだな。
散歩の途中で撮った空。月がぎらぎらしてて太陽のような写り。