せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

こんな続編(?)が見たかったわけじゃ…

 TVで「スター・ウォーズ エピソード3」をやっているのをチラ見する。
 思えばこれ、劇場に見に行かなかったなあ。なので、初見なんである。でも、「見たい!」という情熱も無く。スター・ウォーズの前三作に関しては、エピソード2を見たときにすっかり興味が無くなったというか。「オレの見たかった『スター・ウォーズ』はこんな中途半端に小難しげな話じゃねーやっ」というか。
 最大の難点は主人公たるアナキン・スカイウォーカーに全く・全然・さっぱり共感しようがなかった点でした。この三部作ってアナキンがダース・ベイダーに堕ちていく悲劇みたいなもんが見どころじゃないかと思うんですが、それに興味持てなかったら見られんですよ。一作目はまだ子どもだったからいろいろ至らんところがあっても「子どもだもんね」と看過できたけど(べ。別にショタコンだからじゃないからねっ。子どもアナキンは好みだったけどね)、2くらいになるとさすがにオビワンに楯つきまくりの子どもっぽさが「なんだかなー」と違和感感じまくりで。若輩者なのに謙虚になれないのはあふれ出るジェダイとしての才能という余計な裏付けがあっちゃったからかもしれんが、それにしても若気の至り過ぎで見てて痛々しくてかなわんかったのである。この辺、いろいろ感じるとこがありつつも、ヨーダの修行に基本的には敬意を持って取り組んでたルークとの違いというとこでしょうか。
 あと、パドメとの恋愛模様がびみょーにカユくて。今回3見て思ったんだが、アナキンってほんとにパドメが好きだったのかしら? ジェダイは恋愛しちゃイケマセンっという制約があるもんだから、反抗期の子どものようにやっちゃいけないことをやってみた的なとこがあるんじゃないのう? でなきゃ、暗黒面に足を踏み入れたきっかけがパドメのためとか言ってるくせに、パドメの宇宙艇に密航していたオビワン見るなり裏切り者云々言ってあっさり首締めにかかるなんて短絡的な行動できんでしょ。いや、あれは暗黒面の影響なのかもだけどさ。ジェダイの命運と宇宙の危機がかかってるとはいえ、アナキンとオビワン、戦いだしたら気を失ってるパドメのことはすっかり忘れてるしよ。あんなマグマがどーどー流れてて建物溶けまくってる状況でどうなの?<C3POはなんらあてにしていないわたくし。
 アナキンとバドメの関係に揺るぎない深い情愛みたいなものを感じられたら、もちょっと物語のオチ方に説得力があったんたろうけど、なんかこー。若さ故の勢いなんじゃないの?(あと、パドメはアナキンの子どもっぽさに保護者的な感覚があったかもしれん)と思えて、どうにも納得いきません。 
 見どころはGC様のお力で大活躍するマスター・ヨーダくらいかなあ…。
 こう言ってはなんだけど、私個人は「スター・ウォーズ」に深い人間描写とか期待してないし、複雑な政治模様なんてものも要求しない。だって、一作目の4がああで、それがよかったんだもの。
 アナキンが悲劇の末にダース・ベイダーになり、様々な対立と戦いの果てにルークと和解して召されていこうとも、所詮そのすぐ側でイウォークが森の木陰でドンジャラホイな6につながっていくのだしさ。

 でも、これだけ虐殺されたのなら、エピソード6の邦題「ジェダイの復讐」も納得できる感じ。嵌められて修行中の子どもまで殺されてたら、そりゃ復讐したくもなるでしょう。(今は「ジェダイの帰還」に統一されてるらしいが)