せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

誰が持ち上げているのかわからない

 今朝の新聞で幻冬舎がずんいち先生の新刊を二面下段いっぱいで大プッシュしており萎えた。
 村山さん、重松さん、安藤さん、読書家の児玉さんまで、何をとち狂って推薦文書いてるんですか…。ほんとに読みましたか? 読んで書いてますか? 本気で小一時間ほど尋ねてみたい気持ちになります。いろいろと大人の事情もおありでしょうが、推薦文書くなら相手は選んだ方がいいのではないかと。
 それにしても、出る本出る本本読みからは酷評されてるにも関わらず、それなりに売れてしまうずんいち先生。うっかりああいう本がベストセラーになってから、いつまで経っても性愛小説の至高の書き手のように言われているずんいち先生。正直、こんな女性観と恋愛テクニックで今時先生に対する心遣いなしにその気になる人がいるもんだか疑問でならないんですが。男女はいつの時代も変わらないとか思ってそうですが、一度小悪魔agehaを愛読しているようなage嬢の皆さんあたりに率直なご意見を伺ってみてはどうでしょうか。と思うけど、何せ鈍感力抜群のおじいちゃんだからなあ…。生来のスルー力を発揮して、自分の恋愛観を否定するような現実は見事に聞き流しちゃうんだろうなあ…。
 出版界はずんいち先生の何が怖くて何がありがたくて、ああいうポジションを許し続けているのかよくわかりません。まあ、今や知名度も売れるための一つの大事な要素ですから、ベストセラーを出した実績は侮れないってとこなんでしょうけども。

 とか言ってるわたくしは、も・ち・ろ・ん、上記の本は読んでませんよ!<をい。
 読まなくても、もうだいたいわかるっす。見出しとかレビューに引用してある中身の一部から推し量ってもあまりはずれてないみたいだし。
 そういえば、ずんいち先生、またもや女性誌に連載持ってるって聞いてびっくりしたんですが、これって日経ともご縁がある「マリソル」じゃないですか。なーるーほーどーねー(笑)。
 せんせの新刊は若者の性愛に対する淡白さにカツを入れるのが目的の本だったみたいですが、「マリソル」の連載はなんとwebで読めて、そのキャッチが「日本初の『雑誌』×『ネット』×『携帯』のクロスメディア小説がついに始まります」となっています。ネットとか携帯とかと作品を連動させたがるなんて、瀬戸内寂聴先生に負けたくなかったのかしら、ずんいち。