せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

おなごと仕事

 今の派遣先はそこそこ大手さんなので、正社員の女性の皆さんは高学歴でデキる人が結構います。部長課長クラスから高く評価され、高名な企業に研修を兼ねて出向する人もちょこちょこ見ます。その上、業種が古いせいか、女性社員 = 将来の男性社員のヨメ候補的な採用基準でもあるのか、美人率が高いです。正直、派遣された当初は「かわいい娘が多いなー」と親父目線になっちゃいました。逆三高って感じです。
 そのような職場のそのようなデキる女でも、やっぱり結婚退職する人が意外と多いのです。
 理由の多くは彼の職場が遠距離だってことです。転勤で東京へ行ってしまった、などなどの事情により数年の遠距離恋愛をした結果、やっぱり側にいたいし、という結論を出すと、どうしたって辞めるのは女性になるのが現状のようです。遠距離がつらくて結婚するのに、別居結婚という形態はとれないよね…。ゆくゆくは地元に戻ってくるという保証もないし。
 話を聞いて口では「おめでとうございます」と言うものの、心の中では「もったいない…」とつぶやいている私がいます。
 これでまた、この会社は「女性社員は育ててもね…」という意識を強めるんじゃないかと残念な気にもなってます。
 いや、ほんとにめでたいんですけど。祝う気持ちもあるんですけど。

 退職の日にあいさつをしながら、「この決心を後悔しないように、これからがんばっていきたいと思います」と泣いていた人もいました。けして楽な職場ではないから、辞めることになって正直ほっとしたという人もいるでしょう。でも、やりがいを感じている人も当然いるわけで。
 どうにかならないのかなあ…。ならないんでしょうねえ…。
 仮に勤め続けても、今度は妊娠というハードルが来ます。今の日本で要求される子育てレベルを考えると、勤めながらの子育てはたいへんだろうな…と思いますし。
 とは言うものの、さらに以前の派遣先では同じ会社の別部署にダンナがいて、転勤されて別居してて、自分は産休復帰をくり返して二人の子持ちという強者の女性社員の方がいたりしましたが。こういうことがどこの会社でも可能になると、才能のある女性ががんがん能力を発揮できるようになるんでしょうけども。
 無理だよねえ。今後の日本は当分不況だろうしねえ。はああ。