せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

愛いやつノート

 職場の同僚がヲタクじゃないマンガ好きで毎月かなりの数のマンガをフォローしているんだが、そのおかげで現在発売中の「プリンセス」(秋田書店刊)に「愛いやつノート」というスペシャルふろくがついているのを知った。


(秋田さんちから拾ってきました。すぐにバックナンバーページに移動してリンク切れしそうなもんで)

 「愛いやつノート」。と聞くだけで「王家の紋章」だなとわかってしまう自分が憎い。
 どういうセンスなんだよ>秋田書店。まだまだマンガを読んでいた当時も、秋田書店のいろんなセンスにはもにゃるものを感じていたが。
 しかし、私ですら連載間もなくの「王家の紋章」を読んで「今時これはないよな…」と思ったというのに、ちゃんと若い読者をつかめているのだろうか。つかめているからこんなふろくがつくんだろうな。まさか往年からの読者だけで今もふろくついちゃうほどの人気作にはなり得まい。
 私には生涯オトメ心は理解できないであろう。
 てゆーか、そもそも私よりだいぶ若い同僚が読んでいるわけで。どうも半分ギャグとして、みたいだけども。でも、読めるだけですごい。私は恥ずかしくてギャグとしてすら読めないだろう。

 彼女が言うには「生きてるうちに(作者が? 読者が?)完結するんだかわからなくて心配です」とのこと。(まるで「ガラスの仮面」)わたくし的には「ガラスの仮面」よりも終わらせやすいと思うんだけども。ようは恋敵だの並み居る横恋慕ーが全部片付けばいいのだし。たぶん。<読んでないのに断言。
 でも、キャロルはどうなっちゃうの!? というご意見はあるでしょうが、古代に残ってメンフィスと末永く幸せに暮らしましたとさ、というオチが一番読者的に納得でしょうが、キャロルが現代に戻って悲恋としてエンド、という手もなくはない。いずれにしても二者択一しかないでしょう。(<だから、読んでないのになぜ断言)
 アメリカの映画だったら古代に残ってハッピーエンドになる確率が、顧客満足度から鑑みて99%というとこだろうけど、日本では悲恋エンドも人気ないわけじゃないから予断を許しません。
 アメリカのTVドラマシリーズだったら、人気あるうちはがんがん風呂敷広げて、何も収束せぬまま多くのネタを拾い残して視聴率下がったからシリーズ終了、という結末になるでしょう。(だからアメリカのドラマは見たくないの)
 真っ当に読むことなく、しかしどう終わったかはなんとなく気になるマンガとか小説ってあるものです。ちなみに作者の細川智栄子さんはただいま70才を越えているとのこと。おおお。