せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

ちちち。ちくま文庫…

官能小説用語表現辞典
 今朝、新聞を読んでいて目が点になってしまいました。
 ちくま文庫から「 官能小説用語表現辞典」が出てるよ…。
 寄りにもよってちくま文庫。お堅いイメージとお高い印象の強いちくま文庫。ここでしか出してくれなさそうなラインナップが本好きには魅力的な文庫。一分野を深く追及した本という点では、ちくまらしいのかもしらん。
 これ、「こんなネタで辞典ってありかー」とどこぞで話題になっていた辞典なのですよね。確かにあの手の小説って他のジャンルではお目にかかることがない独特の言い回しがありそうだから、その分野に絞り込んでも辞典が成立してしまうのかもしらんけど。(直接的に表現しにくい単語が多々含まれていそう)
 さすが人間の三大欲の一つだけあって、表舞台には出てこないもののこの手の小説は毎月大量に出ている、ことは、月々の文庫の発売予定表を見ててもわかります。(ソレが目的というのではなく(笑)、文庫落ち本のチェックを毎月してるのです)人間の飽くなき欲求がこの分野の言い回しだけで辞典を成立させてるってことなのね。人間のぼんのーの所産、侮りがたし。
 ほんとに出てるもんだか、帰りにちょいと書店に寄ってみましたが(ちくま文庫は小さい書店では置いてないこともあるんで、行くなら近場で一番大きいところがお勧めです>買いたい方)、ほんとにありました。オビに「あなたも官能小説家になれる」とあるのが笑えました。いくらその手の話がパターン化されてるとはいえ、そりゃー無理だろー。オビ書いた人も本気で言ってるわけじゃないでしょうが。
 「ライトノベル・ファンタジーが30日で書ける!」と銘打った本もあるそうだから(それも無理だと思うんだけど)、こっちもがんばれば書けるのかもしれませんが。一本くらいは。

はやわかり!!ライトノベル・ファンタジー
 これがその、30日でラノベ・ファンタジーを書くための指南書。今度小学館が立ち上げる新しいラノベレーベルへの投稿をうながすための本らしいです。
 でも、物書きは最初の一作を書くのも難儀でしょうが、コンスタントに書き続けるほうがもっとたいへんだと思うのです。ちゅーか、これ読んで初めて何か書いて投稿してくる人が大量にいたら、下読みの人がたいへんそうだなあ…。