せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

「Q.E.D ~ventus~ 御霊将門」、読了

QED ventus 御霊将門
 あれ? この前の「神器封殺」読んでないような…。
 多少前後したからって困るようなシリーズじゃないけど。
 ガンパレから離れてみました、第二弾は相方の本の山から拾ってきた「Q.E.D」の最新刊。もともともはやミステリから遠ざかりつつある「Q.E.D」の、「ventus」はさらにほぼミステリ抜きの蘊蓄編だからお気楽に読みます。今回は伝奇物でおなじみの平将門はけして大怨霊ではないという謎解きをタタルさんがやってくれます。あり得る説なのか、納得するかどうかは読む人次第だと思うので置いといて。<置いたら何もないじゃん!
 将門が怨霊じゃなくなると困るシリーズが世の中にいっぱいあると思うので、この辺は読む本によって臨機応変に脳内変換していきたいところです。
 今回びっくりしたのが、実はこのシリーズの時間経過がリアルタイムじゃないんだと知ったこと。「御霊将門」はまだ21世紀になってない時期の話みたいです!
 いや、まあ、そうだよね。沙織ちゃんなんかあんまり年取ったふうじゃないもんね。てーか、十年くらい経ってもあのつきあいだったら、奈々ちゃんはいったいいつの時代の娘さんかと。
 このシリーズもええ加減長いので、朴念仁の極みみたいなタタルさんもそろそろ年貢を納めなければ話として無理が出ると思われる。今回とーとつに奈々ちゃんの手を握ったりして脈があるかと思えば、その後はあっさりスルーかよ! 歴史の謎を解いてる暇があったら、自分の心の謎を解け。<よけいなお世話。